糖尿病

現在、日本では成人の約5人に1人は糖尿病患者または予備軍といわれています。糖尿病は、細胞がブドウ糖を取り込めなくなり血液中のブドウ糖濃度が高くなる病気です。ブドウ糖は人間のエネルギーの素です。ご飯やパンを食べる事により体内に入った糖質が胃などで分解されブドウ糖になります。それが小腸で吸収され血液中に入り急激な血糖値の上昇になります。食後、膵臓の「B細胞」から分泌される「インスリン」というホルモンの作用により食事前の値まで低下します。糖尿病は、「インスリン」の分泌が不足したり悪くなる事で発症します。

 

高血圧

日本の成人の4人に1人は高血圧です。血圧は上が140以上、下が90以上の方は、特に気をつけましょう。高い状態が続くと血管がいたみ、心臓病や脳卒中の病気を引き起こす原因となります。

 

腎臓病

25人に1人が腎臓病！500人に1人は透析患者！

慢性腎臓病になりやすいタイプは、①糖尿病 ②高血圧 ③肥満 ④脂質 ⑤メタボリックシンドローム ⑥動脈硬化 ⑦喫煙者 ⑧高尿酸血症 ⑨遺伝 ⑩高齢者の方々です。慢性腎臓病が進行すると失った腎臓の機能を元には戻せませんので食事療法と薬でそれ以上に悪化しないようにしていきます。それらを続けて守っていてもその働きが少しずつ低下する場合があります。残った機能で体のバランスを保つことが出来なくなった状態を腎不全といい、透析治療や腎臓移植が必要になります。

透析治療が必要となる目安

腎臓の働きが10％以下（クレアチニン値8mg/dl以上）になったときが透析導入の一つの目安です。実際に病気の種類や症状、日常生活にどの程度支障があるかで透析導入が総合的に判断されます。

食事療法のポイント